今さら聞けないトヨタ生産方式を           わかりやすく解説していきます。

【トヨタ生産方式】

20130106 Toyota Automobile Museum 2
20130106 Toyota Automobile Museum 2 / BONGURI



トヨタ生産方式をご存知でしょうか?

「聞いたことがない」
「聞いたことはあるがよくわからない」

という方も多いのではないでしょうか?

今や製造業にかかわらず色んな分野で、そして世界でトヨタ生産方式を導入していたりその業種に合わせてアレンジしていたりします。

しかしトヨタ生産方式についてどれくらい知っているかと言われると説明できないと思います。

そこで、このサイトではトヨタ生産方式について分かりやすく解説していきたいと思っています。


まず、トヨタ生産方式とはどのようなものなのか?

ざっくりと解説していきましょう。

❙ トヨタ生産方式とは

TOYOTA Commemorative Museum of Industry and Technology
TOYOTA Commemorative Museum of Industry and Technology / cotaro70s



トヨタ生産方式をトヨタ自動車のHPで見ると次のように書いています。

「ムダの徹底的排除の思想と、造り方の合理性を追い求め、
生産全般をその思想で貫き、システム化した生産方式」

「お客様にご注文いただいたクルマを、より早くお届けするために、
最も短い時間で効率的に造る」

ことを目的とした生産管理システムとしています。

お客様からご注文いただいてからクルマを造るわけですから、当然日数が掛かりお客様にお待ちいただかなければなりません。

よく聞く「〇ヶ月待ち」というやつですね。

一見仕方のないことのように思えますが、それでも少しでも早くお客様にクルマをお届けするために、徹底的にムダを排除して効率的に早く造るシステムを長い年月をかけ、カイゼンを繰り返して確立してきたのがトヨタ生産方式です。

トヨタ生産方式の基本思想は、「徹底的なムダの排除と原価低減」です。

そして基本思想を支える2本柱が、「ジャストインタイム」と「自働化」です。

次はトヨタ生産方式の2本柱、「ジャストインタイム」と「自働化」を解説していきます。


おすすめの本はこちら ⇒ トヨタ生産方式の基本と実践がよ〜くわかる本 [ 石川秀人 ]

❙ トヨタ生産方式の2本柱

「ジャストインタイム」と「自働化」はトヨタ生産方式を支える2本柱です。

まずは「ジャストインタイム」ですが、ムダを排除し「必要な時に、必要なモノを、必要な分だけ」生産したり供給するシステムのことです。

「ジャストインタイム」が確立できれば現場の「ムダ・ムラ・ムリ」がなくなり生産性が向上します。

次に「自働化」ですが、トヨタ生産方式ではニンベンのつかない「自動化」ではなく、ニンベンのついた「自働化」を使います。

この「自働化」は、「単純な機械化ではなく、人の知恵を付与することで、不良品を作らない仕組み」にすることを言います。


「ジャストインタイム」と「自働化」についてもう少し解説していきます。


おすすめの本はこちら ⇒ トコトンやさしいトヨタ生産方式の本

❙ ジャストインタイム

「ジャストインタイム」とは「必要な時に、必要なモノを、必要な分だけ」生産したり供給するシステムですが、成立させるためには色々な仕組みや手法に取り組んでいかなければいけません。

「ジャストインタイム」には5つの基本原則があります。

・工程の流れ化
・小ロット生産
・タクトタイム
・少人化
・後工程引取り

この基本原則を確立するために、「平準化」を前提として「かんばん方式」「標準作業」「1個流し」「先入れ先出し」などさまざまな手段を組み合わせながらカイゼンを行っています。


「ジャストインタイム」の考え方は製造業だけに限らず、サービス業にも生かせるのではないでしょうか?

例えば、「必要な時に、必要なモノを、必要な分だけ」の「モノ」を「情報」に変えると「必要な時に、必要な情報を、必要な分だけ」となります。

「モノ」を変えるだけで今の自分のまわりのことにも応用できるのではないでしょうか?

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❙ 自働化

「自働化」とは「単純な機械化ではなく、人の知恵を付与することで、不良品を作らない仕組み」で機械が異常を判断して止まるようにすることです。

機械が異常を判断できずにモノを作り続けてしまうと、不良品を作り続けるわけですから手直しのムダや廃棄のムダや運搬のムダが発生してしまいます。

ムダを発生させないためにも機械自体が異常を判断し止まらなければいけないのです。

機械が「自働化」すれば、人がずっと監視する必要がなくなり、人はより付加価値を生む作業をこなすことができまるようになります。

「自働化」は機械だけに限らず、生産ラインでも異常があったら作業者が積極的にラインを止めます。

ラインを止めるのは少し抵抗があるかもしれませんが、不良品を作り続けるムダや異常が表面化しづらいといったマイナス面が大きいのです。

「自働化」とは、そもそも不良品を作らないしくみを確立することです。


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